長澤運輸事件・ハマキョウレックス事件最高裁判決(H30.6.1)

▽長澤運輸事件、ハマキョウレックス事件最高裁判決(H30.6.1)

→注目の同一労働同一賃金、不合理な労働条件の禁止(労働契約法20条)   に関する初めての最高裁判決が出ました。

契約社員(ハマキョウレックス)と定年再雇用の嘱託社員(長澤運輸)という 原告の違いはあり、賃金格差の不合理性について、                        判決結果は悲(長澤運輸)喜(ハマキョウレックス)こもごも別れました。

しかしながら、賃金格差の不合理性については、賃金項目ごとに判断するという本質は同じということに留意する必要があります。

 

契約社員が正社員との待遇格差の是正を求めた主な訴訟としては、

メトロコマース事件(東京地裁H17.3)日本郵便事件(東京地裁H17.9)

同(大阪地裁H18.2)が続いています。

 

今後は、新たな未払い賃金請求として、

不合理な賃金格差についての損害賠償請求が増えることが大いに予想されます。

 

会社としては、規定等を整備し、なぜ賃金格差があるのかの合理性を         客観的に説明できることが肝要といえます。

 

長澤運輸事件概要

ハマキョウレックス事件概要

未払い賃金請求対策室



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